一般質問とは、各議員の質問
■一般質問とは
午後からは「一般質問」です。
「一般質問」とは、議案に関係なく議員の立場から、市政全般に関
して執行機関に質問することをいいます。一問一答形式であり、国
会で例を挙げると予算委員会のような質問の仕方、といえば分か
りやすいでしょうか。
以前は、「代表質問」といって、各会派の代表が登壇して質問を全
部一通り読んでから、答弁をそれぞれ担当者が行うというかたちで
した。こちらは、国会の本会議を思い浮かべていただければいいと
思います。
「代表質問」ですと会派の代表者としての質問ですから、会派の枠
内のことしか質問出来ませんし、どうしても原稿をひたすら読んで質
問するかたちとなりがちです。また、傍聴している方も分かりづらい
と思います。
「一般質問」では、一問一答形式で型にはまっていませんし、質問の
自由度は高くなります。かつ、答弁に納得できなければ、その場で更
に質問をすることもできます。また、傍聴している方も分かりやすくな
ります。
■各議員の質問
以下、本日質問に立たれた各議員の質問項目要旨です。本当はそれ
ぞれの市長他当局側の答弁も書ければいいのですが、それは時間
的にも難しいので、個人的に印象に残ったところだけ。
○三輪 正善 議員
1 新市建設計画から第4次総合計画への取り組みについて
(1) 新市建設計画の実施状況と検証
(2) 第4次総合計画の立案状況と展望
2 秋の市長選へ向けての後藤市長の所感について
(1) 4期16年に亘る後藤市長の回顧と総括
(2) 今年9月執行の市長選挙に向けた残り任期の取り組みと進退は
→関駅周辺整備事業について、「是非、取り組んでいただきたい」と
いう旨のご発 言がありました。三輪議員は市議会最大会派の幹
事長という立場ですが、これ が会派の幹事長としてのご発言か
どうか、確認しておりません。
連日、西本郷通に民間ホテル進出という記事が出ておりますので、
その報道等を 意識されてのご発言であるとは思いますが。
→9月に任期満了を迎えられる後藤市長に対して、進退について何
度も確認をされました。後藤市長からは進退についての明確なご
答弁はありませんでしたが、6月議会最終日に表明する、というこ
とについては言明がありました。
○長屋 和伸 議員
1 合併後3年目を迎えたが、この2年間の評価と今後の方針
(1) この2年間の評価は
(2) 地域事務所の今後の方向性は
2 中濃消防組合の19年度の体制について
(1) 前年度退職者と、今年度の採用者とのバランスは
(2) 現在消防団が組合に委託をされているが、地域での活動に問
題はないか
3 合併後、81%を超える森林を保有する市となったが、林業関係の
部の創設は
4 コンポストセンターが計画をされているが、岐北衛生との関係は
5 電子入札システムについて
(1) 実施時期は
(2) 実施後の公平性はあるか
6 市営住宅の入居状況について
7 今年度、岐阜県は観光立県を目指しているが、市の対応は
(1) 県の施策にどのように対応していくのか
(2) 地域ブランドの宣伝対策
(3) 地域での各種イベントの考え方
→長屋議員は旧板取村選出の議員ということで、合併した後の旧武
儀郡の現状、地域の方の声を踏まえての種々のご質問でした。
→個人的には、電子入札制度に関するご質問の中で、建設業者等が
ブロードバンドを利用できる状態にないが故に不公平さが生じるとい
うご指摘が、なるほどと一番印象に残りました。
○足立 将裕 議員
1 麻しん(はしか)について
(1) 定期予防接種の状況と費用負担の割合
(2) 現在、市内で麻しん感染者がいるのか。また、感染者の年代は
(3) 県より麻しん感染について指導・指示があるのか
(4) 市として流行した場合の対策は学校等を含め考えているのか
2 経済活性化・金融対策事業について
(1) 小口融資・中小企業資金融資・中小企業設備資金利子補給・
小口融資信用保証料補給の利用状況及び今年度の見込みは
(2) 10月より県の信用補完制度が変更となるが、市として独自の
融資制度新設はできないか
3 わかくさトンネルについて
(1) 開通後、苦情・問題点などないか
(2) 開通によって、「商店街の活性化を図り」と謳ってあるが、具体
的にどう図っていくのか
→新人議員7名の内、トップバッターとして登場。会派関係なく同じ
新人議員として応援していました。
→一番力が入ったのは、わかくさトンネル開通後の問題点指摘で、
足立議員自らが連日午前8時から45分間現場に立って、交通
状況の調査をされた話をされたところでした。やはり現場に足
を運んだ上で話す言葉は、聴いていて力がありますね。
○山田 美代子
1 安心して暮らせる高齢化社会に向けて
(1) 2007年5月1日現在の高齢者人口
(2) 高齢化率
(3) 認知症高齢者の推移
(4) 各地域での認知症対策
(5) 介護予防事業と在宅福祉サービスの内容
(6) 行政と住民等がそれぞれの立場から要介護者等の高齢者を
支える体制
(7) 高齢者が社会参画するための人に優しいまちづくり対策
(8) 一人暮らし高齢者等に対するサービス
(9) 一人暮らし高齢者の個人情報保護の管理・指導
2 DV受け入れ体制について
(1) 配偶者暴力防止法の制定以降の相談件数の推移
(2) 緊急一時保護の相談件数の推移と保護の件数
(3) DVを正しく知ってもらうための取り組み
(4) 一時保護の問い合わせ件数
(5) 一時保護の受け入れ体制
→女性議員としてこれまで力を入れてこられた、福祉・女性問題に
ついてのご質問で 山田議員ならではの質問の観点だったと思い
ます。
→関市の高齢化率が20.3%、2050年の全国推計が29.6%、子ども
の世代に対してはもちろん、自らの親の老後の問題に対しても責
任を持たなければならない世代であ ることを改めて感じました。
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