全議員説明会

■全議員説明会

今日は午前10時から、関駅周辺整備事業について全議員説明会
が開かれました。

それに先立って、午前9時30分から総務厚生委員会において、8月
の委員会視察の日程や内容等について提案がありました。
（ちなみに8月21日から23日、長野県小諸市・群馬県伊勢崎市・埼
　玉県熊谷市の予定です）

全議員説明会には後藤市長が出席され、また、議長の判断により、
マスコミオープンで行われました。

○審査委員会で再審査
結論から申し上げれば、後藤市長より「関駅周辺整備事業審査委
員会」において再度審査をしてもらうという発言が、説明会後半に
ありました。

主にホテル経営面について、ホテル経営の有識者から意見を聞い
て検討する方向です。

「関駅周辺整備事業審査委員会」のメンバーは5名。
　①安田　孝志（岐阜大学副学長）
　②渡辺　光雄（岐阜大学教授）
　③西尾　治（関市副市長）
　④藤川　逸美（関市市長公室長）
　⑤太幡　正樹（関市建設部長）

岐阜大学のお二人はそれぞれ土木、住居学がご専門で、経営等
については専門外です。

審査委員会に有識者として誰をお呼びして、その中でどのような
議論をされたのか、市当局には今後しっかりとした説明をお願い
したいと思います。

○配布資料なし
今回、議員に対する配布資料は何もありませんでした。市当局の
説明は口頭のみ。（要旨はこのブログの最後を参照）

その説明も、ＭＧグループの見解か、市側の見解か、判断に迷う
もので、その点を質問したところ、「ＭＧグループの見解と、市の
見解が混じってます」というお答えでした。

途中、市長からも議長からも「ＭＧグループの広瀬社長に説明を」
という要請、提案がありましたが、議員側はそれに同意しませんで
した。ＭＧグループ自体は、市側の公募に応じて正式な手続きを経
て、市長の判断により選定されたわけで瑕疵はありません。

新たな民間大手ホテルチェーン（ルートイン）が250室のホテルを建
設する予定であることが明らかになった今、その状況の変化を受け
て、「関市」としてどのような理由で、事業自体にどのような
判断を下すか、その説明が今求められているのだと思います。その
説明はＭＧグループではできません。

○市の将来負担
私から、将来、ＭＧグループが仮に経営悪化で撤退しようとした場
合、たとえば赤字補填のようなかたちでの、市の将来負担の可能
性はあるのか、お尋ねしました。

建設部長からは、「赤字補填のような市の負担はない」というお答え
でした。また、仮に撤退した後については、「また別の事業者を探す
ことになる。」ということでした。

別の事業者を探すにせよ、将来負担がないわけではないと思いま
すが、この点は今ひとつ、はっきりしません。また、確認していきたい
と思います。

以下、多少間違っている点もあるかもしれませんが、市当局の発言
をメモにしたものです。ご参考までに。

全議員説明会　説明要旨メモ
（2007年7月18日（水）午前10時～）

・後藤市長挨拶
　ＭＧグループのサン・ストラッセ広瀬社長も必要であれば同席して
　説明する準備あり

・西尾副市長説明
　①特定目的会社（ＳＰＣ）の出資について
　　　サン・ストラッセ1社のみの出資予定だったが、ＭＧグループの
　　　複数の構成企業からの出資も検討中
　②ホテル経営の見通し
　　　・中濃地域の観光客数　10.2％増（平成16年→平成17年）
　　　・関テクハイ・関ロジ等の発展で宿泊施設需要は高まる
　　　・4年制・短大・専門学校等があり利用されるのではないか
　　　・地域の産業規模（商品販売額＋工業製品出荷額の年額）を
　　　　5億で除した数が概ね宿泊施設の需要数と見込まれる
　　　　　岐阜市（平成16年度）：1兆7106億+2539億＝1兆9645億
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1兆9645億÷5億＝3929室（需要見込）
　　　　　関　市（平成16年度）：1427億+2489億＝3917億
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　3917億÷5億＝784室（需要見込）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※129室（現在の室数）
　　　・関市は今後さらに発展することが想定され、500から600の宿泊
　　　　需要が見込まれる
　　　・稼働率65％を見込んでいる（東海地方の年間稼働率は74％）
　　　・市場・需要は「創り出し、成長させるもの」と認識
　　　・他のホテル業者の進出を心配されている方もいるが、地域の
　　　　事情を熟知している地元企業の強みを生かす
　　　・ホテル「ルートイン」は7月に建築確認申請をし、秋には着工
　　　　予定
　③ホテル事業委託先「ペアーズ」について
　　　・郡上市高鷲でペンションを経営
　　　・リピーター客の支持を得られている
　　　・サービスとフレンドリーさが人気を集めている
　　　・マーゴの集客のノウハウも生かす
　　 ・「たかが民宿」という指摘があったが、おもてなしの心でチャレ
　　　　ンジすれば成功する可能性が十分あると判断
　　　・中国地方でビジネスホテルチェーンを展開している会社からは、
　　　  オペレーションのノウハウを受ける予定
　④マーゴの増床計画について
　　　市で確認しているところ、駐車場に4階建ての飲食施設等を建設
　　　する計画がある
　⑤譲渡価格（11億）について
　　　最大限の努力により実現できた金額

・建設部長説明
　事業費積算について説明

■ＪＣ勉強会

午後は、また体力勝負のお仕事を3時間ほど。一旦、家に戻って子
どもをお風呂にだけ入れてからＪＣ勉強会へ。

コーチングの研修なのですが、なかなか難しいですね。人のタイプ
を判別する簡単なテストをやったら、私は「プロモーター」タイプ。

褒められたり、肯定されたりすると、調子が出るタイプということで
した。（当たってるなぁ・・・）