臨時議会(市長減給条例に質疑)
■臨時議会(市長減給条例に質疑)
現在、午前9時35分。
先ほど、議会棟に到着。午前10時から本会議。
昨晩は結局、夜中の×時から質問メモを実際に活字に。
原因、再発防止、減給のあり方、発表の経緯等を項目として
挙げましたが、他の議員との質問が重なるところもあると思う
ので、重ならない部分のみ質問予定。
50分弱で本会議終了。結論から書けば、全会一致で市長の
8月分の給与を10分の1減額する条例が改正されました。
議案質疑には、小森敬直・議員、猿渡直樹・議員、市川隆也・
議員、私と4名が立ちました。
他議員の質疑も内容あるものでしたので紹介したいのですが、
取り急ぎ、私の質疑のみ簡単にご報告。
〔オゼ☆ケン質問〕
①教育委員会事務局長が10分の1(2月)、担当課長が10分
の1(4月)、市長が10分の1(1月)、自主返納される予定の副
市長が10分の1(1月)、教育長が10分の1(2月)。
こう並べてみると、あくまでも責任は教育委員会である、という
ふうに思える。市長は「道義的責任」と述べられたが、責任
は教育委員会にある、という市長の考えか。
②副市長の減給は自主返納というかたちだが、本来であれば、
条例改正という明確な手続きでやることも可能であり、自主的
な返納という方法を取られた理由は。
③発表の経緯について。13日(日)夕方のテレビで放映された、
と聞いている。穿った見方かもしれないが、14日(月)の朝刊
休刊日に合わせて出した、という考え方が一つ。もし、そうでな
いとすれば、情報管理ができていなかった、と思うが、この点に
ついて市当局の考え方は。
〔市長公室長答弁〕
①市長については「道義的責任」ということで進めた。
②副市長の自主返納は、それが望ましいという考え方で進め
た。
③14日が休刊日ということは関知していなかった。ただし、調
査をしっかりとして対応したい、という考え方の下に、14日11
時に記者会見を設定した。
ただし、残念ながら、一部、情報が漏れたことについては、情
報管理の甘さで申し訳ないと思う。
〔オゼ☆ケン質問〕
①10年近く前に、下水道課で収賄事件があったが、そのとき
は下水道課の職員ということで、市長10分の3、助役10分の
2、収入役10分の1の減給であった、と新聞記事で確認してい
る。
今回は、副市長と同様の額になるわけだが、最高責任者とい
う意味で市長はもう少し(減額を)、という話があったのではない
か、と推測するが、なぜ同額となったのか、考え方を確認したい。
②副市長の自主返納が「望ましい」と考えた、という答弁だった
が、その理由について説明がなかったのでもう一度確認した
い。
③テレビ局へ情報を誰が出した、という確認をここでしたいわ
けではないが、庁内で調査をされるか、確認したい。
〔市長公室長答弁〕
①(市長の)10分の1が多いか、少ないか、という点について
は、他市の状況等を十分調査した上で、このような判断をした。
②自主返納の理由は、基本的にそれぞれ本会議でも可能かも
しれないが、市長は公選法で明確に寄付行為という問題があり、
副市長等については寄付行為にあたらないわけだから、面倒
がなくていいのではないか、ということでこういうかたちにした。
〔市長公室次長答弁〕
どこから漏れた、ということで職員が出した、と確定していない。
ただし、危機管理広報というあり方については、全職員ともど
も研修に努め、情報管理に努めていきたい。
〔市長答弁〕
問題が発覚した翌朝、最高幹部会を開催し、一刻も早く報告を、
一刻も早く情報公開しなさい、と申した。
しかし、そのときは本人が動揺して何がなんだか分からない状
況もあり、新聞発表するまでにきちんとこちらも発表できるよう
にしなさい、と。プライバシーの問題もあるので、闇雲に進めて
後で違う金額でした、ということにならないよう、慎重に進める
べき、という判断に立って、月曜日という日を選んだ。
休刊日を選んだ、ということはなく、最高幹部会の誰一人も新
聞が休みだと気付いていなかった。
情報についても、決して一部のメディアに誰かが報告したもの
ではない。月曜日の11時から記者会見をして、できる限りの
情報を報告し、きちんとお詫びする、という投げ込みをした。
当然、その時点で一部のメディアが取り上げたんだろう、と推
測している。漏れた、とか、情報を流した、ということではなく、
正式に報告した一部が取り上げられた、と思う。
勘違いがあるといけないので、一切そういうことはないので、よ
ろしくお願いしたい。
〔オゼ☆ケン感想〕
経緯や再発防止の対応等については、冒頭の市長からの報告
や、小森議員・猿渡議員の質疑によって、質問しようとしていた
ことが明らかになったので、それ以外の点を質問。
市長は、あくまでも「道義的責任」ということでしたが、「最高責
任者」ということであれば、減給幅を副市長等や教育長より
大きくする選択肢もあったのでは。
考え方について市長からの答弁を求めたわけですが、答弁は
市長公室長より。
「他市の状況等を十分に調査」
という答弁がありましたが、市長の政治姿勢、というよりは、他
から突出もせず、市民から批判もされず・・・というバランスを
重視された、と理解。
副市長の減給について、議会という明確な手続きを経て行う方
が適当ではないか、という考えから、なぜ自主返納というかた
ちをとるか、と質問。
「面倒がなくていいのではないか・・・」
という答弁で、議場ではガックリきたんですが、本会議終了後に
「条例改正によって減額する市長と、自主返納する副市長とで、
そこで差を付けている」という説明あり。それは一つの考え方か
もしれません。
情報の出し方については、以前もブログに書いたことがあります
が、新聞の休刊日を狙って情報を出したのではないか、という
点を確認。
また、狙ったものでなければ、情報管理に問題があるのではな
いか、という確認。
市長からも、市長公室長からも、
「新聞が休刊日とは知らなかった。」
という旨の答弁でした。この点については、
「新聞が休刊日と知った上で、14日の夕刊に記事が載るよう
に14日午前に記者会見をセットしました。」
という答弁は本当だとしても、そうは答弁できるはずがないので、
・・・そうですか
としか、言えません。
情報の出し方については、市長公室長等からは、
「情報管理の甘さ、で申し訳ない」
等の答弁でしたが、市長からは、
「こちらから、(13日に)正式に会見することを報告をした。」
という旨の説明。
この答弁の違いがどこから来ているか、よく分かりませんが・・・
しっかりとした報告を・・・ということで、週明けの月曜日に記者
会見をセットしながら、13日の夕方や14日の早朝に、不正確
なニュースが流れたら、しっかりした報告をしようとする意味が
なくなるのでは・・・。
本来は、11日(金)でも12・13日の土日の週末でも、その時
点で把握できた範囲で報告すべき、では。(14日の月曜日ま
で会見を延ばすので、休刊日を狙った、と指摘せざるを得な
くなりますね)
以上、取り急ぎのご報告。
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