オゼ☆ケン一般質問④「市立図書館等の現状と今後の運営」
■オゼ☆ケン一般質問④「市立図書館等の現状と今後の運営」
6月議会のオゼ☆ケン一般質問の概要を、随時、報告してい
きます。今回は、「市立図書館等の現状と今後の運営」について。
1.子育て支援及び市立図書館等について
(3)市立図書館等の現状と今後の運営は
〔オゼ☆ケン質問〕
先の議会でも確認したが、3年間の図書購入費の推移は。
〔教育委員会事務局長答弁〕
図書購入費の推移は、
平成18年度 2,599万円
平成19年度 2,186万円
平成20年度 1,699万円(予算案)
〔オゼ☆ケン質問〕
非常に急激な削減だが、この理由は。
〔教育委員会事務局長答弁〕
理由としては、厳しい財政事情の折、定例・定額的な経費に
ついても例外なく削減するという方針で削減となった。
こういう状況の中の対応策として、県図書館や他の市町村
図書館等との相互貸借などのネットワーク化、司書による
レファレンスサービスの充実などで乗りきっていきたい。
〔オゼ☆ケン質問〕
一律カットで30~40%カットされてるならいいが、図書購入
費だけ突出していないか。
〔教育委員会事務局長答弁〕
他の削減については詳しいことは分からないが、図書購入費
については以上である。
〔オゼ☆ケン質問〕
本当は再質問した方がいいが、視点を変えて質問する。
「レファレンスサービスを充実する」という答弁があったが、先
の3月議会で嘱託職員を日々雇用職員に切り替える、という
説明を受けたが、図書館司書も嘱託職員から日々雇用職員
に切り替えられたのではないか。
〔教育委員会事務局長答弁〕
司書については、現在、4名の司書を雇用しており、日々雇用
の嘱託職員ということになった。
こうした嘱託職員に加えて、図書館司書の嘱託員設置要綱を
設け、特に「わかくさ文庫」のような専門的な知識を有する嘱託
員もこうした要綱の中で採用予定としている。
〔オゼ☆ケン質問〕
少し答弁が分かりづらかったが、要綱を新しく作って司書の方
を嘱託としてもう一度雇う、という話をされたか。
〔教育委員会事務局長答弁〕
嘱託職員の中で、特に専門的な知識を有する嘱託員について
は、この設置要綱で採用していく、ということ。
〔オゼ☆ケン質問〕
もう一度確認だが、3月で80数名の嘱託職員の方が日々雇用
職員に切り替えられた、と。図書館司書もその中に入っていた、
と。
ただし、今回、専門的な司書の方は嘱託として雇う、というご答
弁か。
〔教育委員会事務局長答弁〕
現在、4名みえるが、その内1名を設置要綱に基づき、新たに
再度切り替えて、設置要綱に基づく嘱託員として採用予定にし
ている。
〔オゼ☆ケン質問〕
くどいようだが、日々雇用職員をもう一度(嘱託に)戻す、という
答弁をされているか。
〔教育委員会事務局長答弁〕
少し説明すると、日々雇用の場合は、通常の嘱託職員として
日勤となるが、設置要綱の嘱託職員になると月額報酬というこ
とで採用していく、ということ。
〔オゼ☆ケン質問〕
ここで時間を使ってもしょうがないが、率直に、説明がちょっと
分からない。
何れにせよ、「レファレンスサービスの充実」という答弁だが、
司書の方を嘱託職員から日々雇用に切り替えて、いろいろな
混乱があった、と聞く。
司書という職業は専門的な職業で誰でもできるものではない
ので、身分・待遇も含めて考慮して運営をしていただきたい。
さらに質問するが、図書館について指定管理者制度の導入を
検討しているか。
〔教育委員会事務局長答弁〕
現在、図書館に指定管理者制度を県内で実施しているのは、
高山市・多治見市・大野町。
管理方法はそれぞれ異なるが、メリットもデメリットもある。
図書館サービスをその道のプロで運営されるメリットもあり、官
で対応できないところをカバーできる面もあるので、今後、他市
の状況を踏まえながら現在、検討を進めている。
〔オゼ☆ケン質問〕
現在、どこで検討を進めているか。
〔教育委員会事務局長答弁〕
教育委員会の内部組織で、各関係課長を交えて、課長レベル
で担当者も含めて、今、検討している。
〔オゼ☆ケン質問〕
いつごろ結論を出す、という時期はあるか。
〔教育委員会事務局長答弁〕
図書館も含めて他の施設も含めて、今年度中にその方向性だ
けを結論出したい、と思っている。
〔オゼ☆ケン質問〕
庁内でやられている「政策総点検」に関わらず、教育委員会関
係だけでやられている、ということか。
〔教育委員会事務局長答弁〕
「政策総点検」の中でも合わせて課題となっているので、歩調
を合わせながら検討している。
〔オゼ☆ケン質問〕
「政策総点検」であればパブリックコメントを実施して、市民の
皆さんからいろいろな意見を聴いて、その中から練り上げていく
ものだと理解しているが、今の話は庁内で議論をして、まず結
論を出してくる、という話か。
〔教育委員会事務局長答弁〕
ある時期になると、一定の結論が出ると思うが、結論が出た時
点でまた広く皆さんのご意見をいただきたい、と思っている。
〔オゼ☆ケン質問〕
確認だが、庁内で結論を出して、それを議会も含めて広く知らし
めて、その後に最終的に決断をする、という今の答弁か。
〔教育委員会事務局長答弁〕
何れにせよ、ある一定の方向が出た時点で、議会の皆様方に
報告やら、意見やらいただく時期がある、と思う。
〔オゼ☆ケン質問〕
私の質問は、庁内で一定の結論を出して、市民の皆様や議会
の意見を聴いて最終的に結論を出されるか、結論を出してから、
「こうなりましたので」と説明をされるか、どちらか。
〔教育委員会事務局長答弁〕
もちろん、皆様方の意見を聴いた上で、最終的に方向性が決ま
るものだと思う。
〔オゼ☆ケン質問〕
どの施設においても、指定管理者制度を一概に否定するつもり
はないが、図書館についてはいろいろな利用者の意見があるの
で、内部だけでほぼ結論を出しておいて、「ポーズだけ」、かたち
だけ意見を聴く、ということはぜひ止めていただきたい。
〔教育委員会事務局長答弁〕
よく分かったので、今後、意見を尊重して進めていく。
〔オゼ☆ケン感想〕
留守家庭児童教室と同じく、時間をかけた(かかってしまった)
質問。
図書館司書の身分の問題で、同じような質問や答弁が繰り返さ
れていますが、お互いの「嘱託職員」と考えているものが違った
ことから発生したやりとり。
前提条件として、この4月から80名以上いた非常勤職員(いわ
ゆる嘱託職員)のほとんどを、日々雇用職員(いわゆる臨時職
員)に切り替えられました。(図書館司書も含まれます)
3月議会の当局の説明は、労災保険の関係(非常勤職員は
加入、嘱託職員は非加入)での切り替え、というもの。
オゼ☆ケンの頭:「図書館司書は嘱託職員(非常勤職員)から
日々雇用職員に切り替えられている」
ただし、どうも市役所内部では、都合上、日々雇用職員を「嘱託
職員」と「臨時職員」と2種類に分けるようにしているよう。
日々雇用職員でも、賃金等の条件は変わっていないので、これ
までと同じく「嘱託職員」と呼ぼう、ということ。現在、関市では嘱
託職員が2種類ある、ということになります。
従って、
答弁者の頭:「図書館司書も嘱託職員(日々雇用職員)である」
この頭の中の違いが、すれ違いのやり取りの原因ですね。
非常勤職員と日々雇用職員では、予算・決算に出てくる費目も
違うんですけどね・・・
非常勤職員→報酬
日々雇用職員→賃金
図書館への指定管理者制度の導入については、「政策総点検」
と同じタイミングならパブリックコメント等で、市民の方が意見を
述べる機会はありますが、それと時期がずれるならば、その機
会と時間を作ってもらいたい、という要望。
« 誕生日(36歳になりました)、お祝い、看板の付け替え? | トップページ | 高級車、嵩が張る »
「議会活動」カテゴリの記事
- 東海理研から寄付受領、最後の最高幹部会議、コートジボワール大使と面談、最高幹部会の送別会など(2019.03.22)
- イタリア訪問(6日目)無事に帰国しました、「マーゴの湯」が常滑でも間もなくオープン(2015.12.18)
- シンガポール2日目の朝(2014.10.17)
- 建設委員会の視察(2日目)(2011.08.09)
- 建設委員会視察(1日目)関商工あと一歩(2011.08.08)
コメント