12月議会を振り返って
■12月議会を振り返って
《議員としての矜持》
議員は、すべて自らに任されている・・・と改めて思います。
議会活動で言えば、一般質問をするかしないか、本会議で議
案質疑をするかしないか、委員会で質問をするかしないか、
そもそも議案書を読むか読まないか・・・
極端な例だと、一般質問もせず、本会議で議案質疑もせず、
委員会で何も質問せず、最後の賛成・反対にだけ手を挙げて
いれば事足れり。
市民の皆様から負託を受けている、という矜持(きょうじ)の
問題ですね。
《市立図書館の指定管理者制度導入》
12月議会は、図書館に始まり、図書館に終わった感。
図書館問題の経緯等については、すでにこのブログでも報告
しているので繰り返しませんが、結局は、
まともに議論、検討していない
ということ。
中部学院大学との官学連携を考える中で、
何か目に見える成果が欲しい
という発想から、
そうか、図書館を中部学院大学に頼めばいんだ
という単なるアイデアを、市長部局が市長に知恵を入れて、
その言われたままに市長が大学に対して、
図書館をお願いしたいが、検討してもらえないか
と依頼した・・・というのが実際のところではないか、と推察。
この経緯から考えれば、質問に対して、
とにかくやります
という答弁しかできないのも当然。
質問に対して、
すでに説明をした通り
と逃げることしかできないのも当然。
結論はトップからすでに出ている以上、理由は後付け。
・・・とここから書いては消し、書いては消し、の繰り返し。言葉
が激しくなりそうなので、これ以上は自粛(苦笑)。
一方、議会としても、市から大学に求める水準書や大学の事
業計画書等を、当局から公開を受けた上で議会として採決す
ることはできました。
採決をする以上、数で最終的に決めることについては、これ
は議会のルールなので異を唱えるつもりはまったくなし。それ
がたとえ、自分の考えと異なる結果でも。
おそらく、議会として求めれば、当局も資料を出したはずです
し、当然、出さなければなりません。
議会運営委員会で主張したのも、
議会が求めれば資料は出るはず
なぜ、あえて当局が出せる資料を拒んでまで、即決で採決を
行う必要があるのか
という点。
議員有志で申し入れを行った当日は、来年1月の臨時議会開
催で庁内は動いていた・・・という話もありますので、そこから
さらに議会の会派側から逆に「即決」するよう働きかけがあった、
ということ。
何をか、いわんや。
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終わってしまったことですが、こんなブログが。http://sakuraya.or.tp/blog_t/index.cgi?no=505
全部読んでいないけど、今回は拙速すぎとの批判はいがめない。
もっとも図書館が「無料貸本屋」の認識であれば・・・・
投稿: mmm | 2008年12月21日 (日) 23時59分
mmm様
コメント、ありがとうございます。
また、図書館関連のブログのご紹介、ありがとうございます。私も図書館の指定管理者導入についてネットで調べていたとき、このブログもヒットしたので読ませていただきました。
中部学院大学との連携について異論を唱える点はまったくないのですが、図書館で協力をするにせよ、たとえば、
・中部学院大学の図書館の本を市立図書館で貸借できるサービス(各務原市がすでに行っている)
・市立図書館の市民講座の講師として中部学院大学の教授等に依頼
・司書の人事交流
など現状のままでも互いに協力でき、市民サービスの質を向上させることが可能な方策はあるはず、だと思います。
「図書館をすべて中部学院大学に任せる、そうすればうまくいく」という結論が飛躍しすぎなんだ、と思います。
ただし、この飛躍を市長なり担当部局が説明できればいいのですが、これが出来ないところに問題があるわけですね。
投稿: オゼ☆ケン | 2008年12月22日 (月) 01時23分