選挙区・定数に関する特別委員会(中間報告のとりまとめへ)、交通拠点(バスセンター)は関市役所と中濃病院間を選定
■選挙区・定数に関する特別委員会(中間報告のとりまとめへ)
昨日と同じく、娘の保育園バスを見送ってから30分間だけ
ジョギング。
これまた同じく、慌ててシャワーを浴びてスーツに着替えて議
会へ。
午前10時から「選挙区及び定数に関する特別委員会」。
結果だけ書けば、中間報告書をとりまとめることを確認。
委員会で確認された方向性は・・・
1.選挙区
次々回(平成27年)の選挙は大選挙区
次回(平成23年)の選挙は小選挙区との意見が多い
また、次回から大選挙区にすべき、との意見もあった
2.議員定数
現状維持
大選挙区とした場合、23名に削減すべき
改めて協議すべき
等の意見があった
(以上)
話は前後しますが、委員会の冒頭、最大会派の新明政会が
会派の見解として、
「次回は小選挙区、次々回は大選挙区」
という簡単な報告あり。
私から、
「会派のやり取りも含めて、もう少し説明を。」
と求めましたが、
「会派のやり取りを紹介する必要はない。」
との答弁あり。
が、その後のやり取りの中で、たとえば、定数について、会
派幹事長でもある委員から、
「定数については、今回の特別委員会は減らす・減らさない、
という話をするところではない。また、改めて議会改革の中
で検討すべき。」
という旨の発言があり、これまた同じ会派の顧問かつ委員会
委員長から、
「その考え方はおかしい。選挙区と定数はこの委員会で一
体的に考えるべき。」
と、同じ会派の委員内でやり取りがあったり。
また、同じ会派の副委員長から、
「委員会委員としての個人の考えは大選挙区だが、会派で
は小選挙区と決められたので・・・」
という発言があったり。
要は、「まとまっていない」、ということ。
「次回は小選挙区」で中間報告を取りまとめたい、という希望
だったと思いますが、こういう状況ではムリ、ですね。
「関市はひとつ」という方向に進むことが大前提だと考えてい
るのですが、これはすべての委員の共通認識だと思います。
ただし、その方法論として、
小選挙区がいいのか、大選挙区がいいのか
ということ。
以下、徒然に今の考えを書くと・・・
旧郡部選出の議員が指摘される通り、旧郡部からすると合併
後に対する不満があるのは、これは事実だと思います。
地域事務所のあり方や住民の声の反映のさせ方など、改善を
図っていくことは必要だとも思います。
ただ、これらの課題は後1回小選挙区にして、地域代表の議
員を残しても解決策にはならないのではないか、という疑問が
ずっと残ってます。
逆に旧関市内の方から、
「合併したおかげで、旧関市は損をしている。」
という率直な声を少なからず耳にしますし、ここでは書けない
ような激しい言葉も耳にしたことがあります。
旧郡部・旧関市でそれぞれが不満を抱えている状態の中で、
「旧郡部は旧郡部で」という考え方が、関市の一体化のさら
なる障害となることを私は危惧します。
■交通拠点(バスセンター)は関市役所と中濃病院間を選定
続いて、午前11時から「総合交通に関する特別委員会」を
傍聴。
これも結論から書きますが、
交通拠点(バスセンター)は、
関市役所と中濃病院間の農地を選定
することが委員会の中で明らかにされました。
当初から、市の意中の場所として、ささやかれ続けてきた場
所ですから、ここに市として決めたことにオドロキはありませ
ん。
逆に、ここに決めるために、わざわざ時間と手間暇をかけて
きた、ということではないか、と推測。
候補地となっていたのは4つ。
1.長良川鉄道関駅西側
2.長良川鉄道と中濃卸売市場間の農地
3.現中濃卸売市場
4.関市役所と中濃厚生病院間の農地
各候補地の評価の項目は、
1.交通拠点施設の配置
2.バスネットワークとの整合
3.長良川鉄道との結節
4.既存市街地へのアクセス
5.既存の公共・公益施設へのアクセス
6.用地の確保
など。
いろいろと項目はありますが、要は市の考え・やりたいこと
は、
バスセンターだけでなく何か一緒に造りたい
というものだ、と理解。
昨年の政策総点検の中でも、交通拠点については、
「サービス機能(物産・飲食等)、集会・交流・休養機能、情
報機能(観光案内所)等も一体的に整備」
との記述。
今回の資料の中にも、評価結果の中で、
「商業、飲食、娯楽施設や公共・公益施設を設置する
スペースの確保は可能」
との記述。
委員会の中でも指摘がありましたが、今回の評価項目の中
には総事業額・コストの具体的な記述はほとんどなし。
関駅西側の土地には、これまでに約6億4千万円を
かけてきています。
これから、市役所と中濃病院間の土地を購入し、バスセン
ターの整備と公共や商業施設を建設するのに、一体、いくら
コストがかかるのか、まったく明らかにされず。
答弁としては、
「今の段階では、どういう施設を造るのか、規模も分からな
いので分からない。」
「今回は交通拠点の場所の選定だけ。」
というもの。
もちろん今後、変更や修正はあるにせよ、事業計画も事業予
算も何もないのに、どうやって場所を検討して決めることがで
きたのか・・・。
政策総点検で「事業の見直し」を謳いながら、なぜ、数億、い
や、場合によっては数十億規模の事業がこういう曖昧な状態
で進められるのか。
市立図書館の指定管理のやり方、保育園の民営化の進め方、
今回の交通拠点の決定のあり方・・・
関市役所、あなたは大丈夫か
と真剣に問いたい気持ちです。
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