独断と偏見によるピックアップ
■独断と偏見によるピックアップ
午前10時から本会議。
今日も一般質問で、5名の議員が登壇。
自分以外の一般質問も、それぞれいろいろお伝えしたいこと
もあるのですが、全部、このブログで報告しようとしたら、1日
中、書いてなきゃいけないので(苦笑)、昨日と今日の質問の
中で、独断と偏見で興味があったところだけピックアップ。
●女性職員は管理職試験を受けず
わが会派代表の山田美代子・議員が、「男女共同参画」につ
いて質問。
その中で、市役所職員の管理職に占める女性の割合が当局
から答弁あり。
管理職97名中・・・女性は14名(14.4%)
また、管理職への昇任試験有資格者数が169名(女性44名)
いるが、その受験者数は、
男女合わせて61名・・・女性は3名のみ
・・・管理職にはなりたくない・・・、ということでしょうね。ここまで
少ないのにオドロキました。
●冷蔵庫に医療情報
三輪正善・議員が、災害時などの医療情報の確認のために、
「緊急医療情報」カプセルを展開しては、と提言。
いくつかの自治体や地域で進んでいるようで、保険証のコピー
や家族の連絡先など必要な情報をカプセルに入れて、冷蔵庫
に保管しておく・・・というもの。
関市近くでは、隣の美濃加茂市が、「救急情報缶」として配布
しているようです。
(以下、中日新聞朝刊、2月23日から)
“いざ”の備え、クールに貯蔵 高齢者らに救急情報缶
美濃加茂市は22日、冷蔵庫に救急情報や顔写真、保険証
のコピーなどを入れてしまい込む「救急情報缶」2000個を、
3月から配布すると発表した。
65歳以上の高齢者世帯や障害者ら1200人を優先し、民生
委員を通じて配る。救急情報缶はプラスチック製。氏名や生年
月日、かかりつけ医や持病、家族構成などを記入する「救急
情報紙」と、玄関と冷蔵庫にはるステッカー2枚を内封している。
救急情報紙のほか、本人の顔写真と健康保険証、診察券、
お薬手帳、家族の勤務先名刺などのコピーを一緒に入れて
冷蔵庫の扉に保管。万が一の時に救急隊員が、医療情報を
確認できるようにする。
希望する市民には市役所福祉課や地域包括支援センター、
社会福祉協議会、各連絡所で配るとしている。
(以上、終わり)
冷蔵庫に保管・・・というのが、なるほどなぁ・・・と。
●バイオマスタウン構想、その後
山田弘子・議員が、バイオマスタウン構想について質問。
関市のバイオマスタウン構想の動きについては、
で、私もこれまでの動きについて少し書いてます。
新聞記事の内容についてブログで触れたのですが、昨日の
新聞でまた記事になってました。
(以下、中日新聞朝刊、3月4日から)
関市 集落排水汚泥の堆肥化 目指せバイオタウン
関市は、洞戸・板取地区で行っている、農業集落排水の
汚泥を堆肥(たいひ)にリサイクルする事業について、農林
水産省のバイオマスタウンとして公表されるよう目指している。
市の原案によると、廃棄物系バイオマスにあたる汚泥を、
両地区に六カ所ある処理場から移動乾燥脱水車で収集し、
乾燥、肥料化する。
堆肥は国道256号から延びるアジサイロードや、公園、
農地などに還元する構想。現在、廃棄物系バイオマスは
90%以上が利活用されているが、焼却、埋め立て処分さ
れている汚泥の有効利用も目指すという。
市下水道課によると、事業は合併前からの取り組みで
地域を限定した。新年度に策定を進める市全域のバイオ
マスタウン構想と一体化するかどうかは未定という。
(以上、終わり)
まぁ、このブログで書いたから、追加の記事が載ったわけで
はないでしょうが・・・(苦笑)。
●岐阜県の財政悪化に対する市長の所見
桜井幸三・議員が、県財政の悪化について、市長の所見を
質問。
平成3年から県議であった市長の所見と、梶原・前知事時代、
トップに対して部下が反対意見を言えない状況になっていた
が、関市は大丈夫か、という問い。
市長からは、
「中濃振興事務所の土木予算が、当選当時は70億円、
それが110億円まで膨らんだ。
まさか、こういう厳しい状況になるとは思いもしなかった。」
という旨の答弁。また、
「関市では、部下と意見交換をしているので、反対意見を言え
ないようなことはご心配いらない。」
とのこと。
非常に勇気ある質問に感服。
●都市計画税の妥当性
伊佐地秀次・議員が、都市計画税について質問。
都市計画税とは・・・市町村が、都市計画法に基づく都市計画
事業または土地区画整理法に基づく土地区画整理事業に要
する費用に充てるため、都市計画区域のうち原則として市街
化区域内に所在する土地または家屋の所有者に対して課す
ることのできる目的税
(以上、「地方財政小事典」ぎょうせい、より)
関市の都市計画税の税収は、毎年、約10億円弱。
質問の趣旨は、課税されている地域のために、使われている
のか、というもの。
実際に、都市計画税を廃止した自治体もあり。
大阪府豊中市は、昨年、都市計画税の廃止を決定→詳しくは
豊中市役所HPへ。
また、問題点と政府の見解については、以下の質問主意書と
答弁も参考になりそうです。
第167国会 衆議院→都市計画税に関する質問主意書
所与のもの、というバイアスがかかってましたが、別の観点か
らの切り口で興味深いものでした。
その他、全体的な感想は・・・、
質問者によっては目的意識がない質問をするので、答弁も野
放し状態。
再質問をしない・・・と分かっているので、ひとつの質問に対し
て5分間ぐらいひたすら答弁をしまくる部長も(今日の最長は
8分間の答弁・・・という話も)。
まぁ、これは答弁側の問題もありますが、質問する議員の問
題ですね(苦笑)。
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コメント
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冷蔵庫に医療情報の話。
この取り組み、昨年から岐阜市の金華地区で広がっています。情報を入れる容器に経費がかかるため苦慮しておられました。その時たまたま当社も私の会社(関牛乳)で使われなくなったガラス瓶の有効利用を岐阜新聞で広く募集していました。そこでうまくマッチングして、2千本無償提供。現在まだ18,000本有ります。
健康をお届けしていた牛乳瓶、第2の人生(瓶生?)として命を救う役目を与えてもらった話です!
投稿: 吉田宰志 | 2010年3月 6日 (土) 10時17分
吉田 宰志 様
コメント、ありがとうございます。
なるほど、そういえば質問の中でも、「岐阜の金華地区も」、という話がありました。
牛乳瓶の話も、再利用の話は覚えてましたが、この救急情報と繋がっていたとはビックリ。
思わぬところつながっているんですね。
投稿: オゼ☆ケン | 2010年3月 6日 (土) 12時27分