役立たず、関商工移転問題
■役立たず
市政報告会が終わって、今日はゆっくりと・・・
・・・とは、子どもがいるから無理ですね。
8割強は使いものにならない状態(苦笑)で、娘の保育園バス
を見送り。
洗濯物干しなんかも、どうにかこうにかこなしてから出撃。
昨日、使用した白布をクリーニングに出し、プロジェクタを返却
し、御礼用の葉書を購入し・・・
その後、市役所でたまたま一緒になった某議員と雑談。
■関商工移転問題
午後2時から、当選一回の議員の勉強会「七七会」。
今日は関商工の移転問題について。
平成18年度に関商工近くの国有地・県有地、約6.6haを関市
が取得して、校舎を含めて移転新築する方針が示されました。
(移転用地の取得金額 約3億2266万円)
↑ 約6.6haの移転用地(旧農林水産省家畜衛生試験場跡)
写真では分かりづらいかもしれませんが、かなりの高低さが
あります(高低さは28m)
また、平成8年度に関商工の隣地の山林約1.4haを、約1億
9446億円で取得していますが、この10年間、未利用のまま
となってます。
私は所属していませんでしたが、昨年、文教経済委員会におい
て、委員会視察が数回提案されましたが、反対多数で実現され
ていません。
移転には100億円かかる、という話をよく街中で聞きますが、
「関市立」の高校にしては、校舎移転や用地取得の内容や経
過について、市民の方へはもちろん、議会に対しても説明がほ
とんどないのではないか、と思います。
○当面、校舎は移転せず、将来の課題とする
昨年5月に「移転事業構想策定委員会」(副市長、教育委員長、
教育長、関係各部長、体育協会長、学校長、育友会長、同窓
会長)を設置して検討。
委員会の下の「作業部会」(教育委員会事務局長、関係課長)
で実務的な調査や課題整理等を行った。
委員会の結論として、「当面、校舎は移転せず、将来の課題と
する」ということになり、6.6haの土地には、①野球場、②多目
的(ソフトボール、サッカー)グランド、③サッカー(兼ラグビー)
グランドを整備する予定。
平成22年度中の供用開始をめざす計画。
○新築移転には130億円~150億円?
取得した6.6haの用地に、校舎・グランド等を新築移転する場
合、土地造成や校舎新築等で約84億円、既存の校舎の取壊
しや土地造成で8億円、というのが概算の数字。
その他、工業科等で使う機械の移転費用、備品の移転等、す
べてをトータルすると、130億円、150億円という数字を挙げる
方もいる、とのこと。
○耐震補強に23億円、1.4haは体育館?
当面、校舎は移転しないので、既存校舎の耐震補強工事が早
急に必要。概算額は約23億円。
校舎隣地の1.4haの所有地については、これまで隣地使用の
承諾が得られず没交渉の状態だったが、コンタクトを再び取り
始めた状況。
商業科・工業科同士も往来ができるよう、体育館を新築しては
どうか、という現時点での腹案。新築費用は約10億円の見込み。
○関商工の予算は年額約12億円
内訳の概算額は、授業料等が約1億円、地方交付税が4.5億
円、市からの持ち出しが6.5億円。
・・・という説明でしたが、地方交付税分の金額がどういう計算で
でてきた数字か、不明。
↑ 地権者から100年!借りる予定の醒ヶ井グランド
借料は年間約600万円
○経過や方針の情報公開を
「関市立」ということで、卒業生、生徒を子どもに持つ家庭など、
関商工に愛着を持っている市民の方は多い、と思います。
昨年の市長選当選後に、市長は「関商工移転問題も再点検」
と新聞記事で表明しましたが、再点検を表明した理由、そして、
策定委員会の結論も、経過を含めて明らかにされていない、
と感じます。
関市として、市民の皆さんの合意形成を図る意味でも、しっかり
と説明をしていく責務がある、と思います。